【り】リッツ・カールトンの究極のホスピタリティ
2010.09.07 Tuesday | category:り
リッツの本はどれもサービス業に関わる人なら勉強になる素晴らしいものが多いです。
今まで読んできたリッツの本だと、理念的な部分や、ザ・リッツ・カールトンミスティークについてのものが多かったと思いますが、こちらは実際にマネージメントに携わっている人にも非常に有益な情報に溢れています。
以下目次
プロローグ…いまなぜ「ホスピタリティ」か
1章…………リッツ・カールトンにみる「ホスピタリティ」の原点
2章…………従業員満足なくして「顧客感動」なし
3章…………「ホスピタリティ」溢れる現場づくり
4章…………ザ・リッツ・カールトンにみる「ホスピタリティの土台」
5章…………受け継がれるホスピタリティ・マネジメント
1章の話については他の方のものと重複するような部分がありますが、2章からが僕にとっては非常に役に立ちました。
現在自分のいる会社の中でESをどのようにあげていこうかと考えていますが、具体的な手法が書いてあったりするので自分の現場において工夫できるアイディアがないかと置き換えて考えたりしやすく、参考になります。
僕は東京に行くことはありますが、大阪には行ったことすらない。ないですが、リッツ・カールトン大阪に宿泊してみたいという気持ちになりましたね。それを大阪に行く理由にしても良いくらいの期待感がありますね。行く前からワクワク出来るっていう点もリッツ・カールトンに泊まってみたい理由になりますね。
実際に書籍の中に書いてあることを体験出来たら素晴らしい体験ができるでしょう。
実用性も高いし、読み終わった後には清々しさの残る良本でした。気になる人は是非読んでみて下さい。
【も】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
2010.05.04 Tuesday | category:も
主人公のみなみは理由があって、ある日野球部のマネージャーになります。
あまり野球が好きではないみなみですが、「野球部を甲子園に連れて行く」という達成すべき目標を持ち、実現のために「マネジメントってなんだろう」と考え、本屋でドラッカーのマネジメントを購入します。
勘違いからマネジメントを購入はしますが、次第に野球のチームにも活かせることに気が付き、チームを変えて行きます。
アイディアが非常に面白い作品です。そして役に立つし、娯楽としても楽しめる作品です。
経営の本とか興味のない人でもサクサク読めるような内容なので、入門書としても使えるでしょうし、実際にマネージャーとして企業で働いている大人や、本当に野球部の女子マネージャーが読んで活かすこともできるでしょう。(もちろん他の部活のマネージャーもです)
かわいい見た目の本ですが、内容はしっかりしているし、僕自身ドラッカーの名前は知っていますが、その著作や考え方に触れたことがなかったので、非常に興味を持ちました。
読み終えた時は非常に清々しい気持ちになれる本でした。
僕も自分の会社の中で得た知識やヒントを活かしたいと刺激を受ける本でした。
【さ】3種類の日本教
2009.05.06 Wednesday | category:さ
日本の社会システムについての本。
日本社会には大きく分けて3つの属性があり、
「サラリーマン系」「自営業・自由業系」「公務員・教員系」に分かれる。
これらの人がどういう人か、どんな人が適しているのか。
実際に自営業・自由業系の人がサラリーマンになってしまうとどうなるかとか、自分の属性と違う所にいってしまうと大変だというようなことがわかる。
僕は父方も母方も代々自営業をしていて、現在両親も自営。今は比較的自由な仕事をしているけど、一時サラリーマンになった時は気が狂うかと思った時期がありました。僕の場合は属性がわかりやすいとは思うのだけれど、こういうことをわかった上で社会に出れば、自分にあった仕事をしながら、活き活きと生活出来たのではないかと思う。
また、恋人や配偶者についても、この属性を意識して相手を選んだ方が良いとのこと。
僕の妻だった人は代々続く、公務員・教員系の家系の娘で、僕が求めている世界と、彼女の求めている世界は常にずれていた。例はあえて挙げませんが、話し合っても埋まらないような価値観のズレがありました。この辺りも踏まえたうえでパートナーは選んだほうが良いのかも知れません。
もちろん、これだけではないとは思いますが、大きく分けて3つの属性があるというのを意識して色々なことを考えてみると役に立つのではないかと思います。
就職活動中(目前)の学生や、これから結婚を考えている人などに特にオススメ出来る本です。
【ひ】ビジネス・アカウンティング―財務諸表との格闘のすすめ
2009.04.27 Monday | category:ひ
何故簿記が必要なのかと聞いてみたところ、「将来的に自営で仕事をしたいと言うような願望を持っており、会計管理の知識が欲しい」ということで、日商の3級を取ってみようかな、なんて思ってるらしい。
資格を取るのも結構なことですが、「目的から考えると実学の会計本を読んで勉強した方が効果的だ」というお話をしました。勉強をして、仕分けのやりかたを学ぶのもいいが、大事なのは貸借対照表と損益計算書を読めるという会計リテラシーを持つこと。そして、そこに書いている数字から数字以外のものが読み取れることが重要。
そこでオススメしたのがこの本。
実際の企業の財務諸表などを例題に読み方が解説されており、非常にわかりやすい。それに会計を通して経営について学ぶ本でもあるし、こういったものを読み込んだ方が役に立つのではないかな。
【し】自分の気持ちをきちんと伝える技術
2009.04.22 Wednesday | category:し
言葉だけはWEB上で見たことはあったけれども、なんのことかはわからなかった。
本書で一番最初に出てくる説明だと
お互いを大切にしながら、それでも率直に、素直にコミュニケーションをすることを「アサーション」といいます。とのこと。
しかし、実際にはもっと幅広い概念だと思うのだが、一言で表す言葉がない。本書をある程度読み込めば全体的な概要はつかめる。この概念を理解すると、人間関係は確かに楽になるだろう。
もうひとつ大事な言葉があって、これは「アサーティブ」という。
アサーティブとは自分も相手も大切にした自己表現と言うこと。
中々言いたいことを言えないとか、どう言って良いのかと迷うことは誰しもあると思う。
普段はアサーティブな表現が出来ていても、会社の上司にはだめだとか、特定の相手や、状況などによって上手く表現できない場合もあるという。
僕はこれについてものすごく共感出来る点があって、とても役に立つ情報だった。
コミュニケーション能力についての良本。
【よ】預金も投資
2009.04.17 Friday | category:よ
素晴らしい点としては、非常にわかりやすいということ。
金融リテラシーがない素人でも、「日本円だけで資産を持っておくことが危険なのか」、
ということに気が付き、「じゃあ自分はどうすればいいのか?」と考えるきっかけになると思う。
これは本当に大事なこと。
簡単にいえば、「国が破綻しちゃったら大変なことになるんだよ」
「もっと世界を見たほうが良いよ」っていうことを大変わかりやすく説明してくれています。
国が破綻するとかしないとか、そんなことは個人がコントロール出来ることではありませんが、
仮にそんなことになったとして、何も自分でコントロールせずに資産を失うのか、
今から事前対応をして備えておくのか、それは皆さんが選ぶことが出来ますよね。
「無知はコスト」といいますが、本当にそうです。
僕も仕事を通じて金融リテラシーをお客様にお伝えしたりしていますが、個人で対応できる量というのは限られます。
その為、このような本がたくさんの方に読まれることは非常に大切なことと思っております。
【う】売上1億円を引き寄せる感謝の法則
2009.04.17 Friday | category:う
以前、青木社長が自身のブログでこの本をオススメしていたので、気になってはいたんだけど、
とりあえず、時が来たら読もうなんて思ってそのままにしていました。
本人とお会いして、彼の人生の一部を聞かせて頂いたのだけれども、彼のような人は絶対に成功して欲しいと思いました。応援の意味も込めてこの本は購入させてもらった。
著者の成田さんのプロフィール(オフィシャルっぽいブログからの引用)
1984年生まれ、神奈川県出身。
明治大学卒。
2003年19歳で、某大手靴店のアルバイト個人売上全国NO.1を達成。フロアを任されプレイングマネージャーとして活躍。大学卒業後、内定先を辞退、PC販売店にアルバイト入社し、7カ月で個人売上1億円を達成。
とこれだけ見ると「ふーん。すげー。」ぐらいで終わってしまうかも知れないけれど、実際に本書を読んでみるとこのことがとんでもないことだと言うのが良くわかる。
気合や根性だけで頑張ったからと言って出た結果ではなく、戦略的にこの結果を成し遂げている。
しかも、売上だけ追求するなら売上高の高い東京の店舗でチャレンジすれば楽が出来るのだけれど、
あえて地元の店舗で売上1億円という結果を作ろうとする姿勢なども素晴らしい。
また、感謝の法則というタイトルから、なんだか精神的なというか、感動的な話で、「みんなに助けられて売上1億円達成しました!」というような話を想像しがちなんだけれども、そうでもない。
あくまでも売上1億円という結果に著者がこだわり、成果を上げたと言うのが良くわかる。
どちらかというと彼の戦略的思考の一部を開示しているような本でした。
僕は販売についての本は始めて読むと言った感じだったのですが、非常に面白かった。
これは様々な販売現場でも教科書として使えそうなクオリティがあるね。
販売の方はもちろん、その他の人も(彼を応援したいので)是非手にとって読んでみて欲しい一冊です!
【な】内向型営業マンの売り方にはコツがある―ムリに自分を変えないほうがうまくいく!
2009.03.24 Tuesday | category:な
「営業」と聞くと何か体育会系のイメージを持たれてる方って非常に多いと思います。
実際、僕も営業リーダーの時に採用活動なんかをしていたわけですが、大体の人が営業に対する体育会系のノリのイメージを持っており、断りの理由として一番多かったです。
ましてや、著者の渡瀬さんの居たリクルートは、体育会系営業の王道を行く会社ではないかと(僕は)思っています。
本書の中にも、著者がリクルートに入社した時のエピソードが載っていますが、やはり後悔したそうです。ですが、彼の素晴らしい所はそこで諦めず、頑張り続けたことでしょうね。
さて、本書の内容についてですが、顧客から信頼を得ることに重点を置いたセールス手法の紹介です。随所に「内向型」というキーワードを使ってまとめられていますが、実は内向型でない方も、この本から得られるものは大いにあります。
昔ながらのセールス手法では今は物は売れません。いかに顧客のためを考え、信頼をベースにしたセールスが大事になってきています。以前、僕の勤めていた会社の営業所長は「営業は人を説得するのが大事だ」と新人の僕に熱く語ってくれていましたが、最初からそのやり方は辛いし、好きになれないのでそういうやり方はしないで、試行錯誤しながら自分のスタイルを作り上げて行きました。
ですので、実は本書の内容については僕が普段やっていることも多く載っていて、自分がやっていることを文章化してもらったという感じがします。
「内向型」という言葉にピンと来る営業マンの方はまず間違いなく読んだ方が良いでしょう。
内向型営業仲間として勇気がもらえる本でした。
【あ】新しい自分をつくる本
2009.03.17 Tuesday | category:あ
自己イメージの本。僕は成功哲学をたくさん読んでみて思うのだけれども、自己イメージが低い人っていうのは諦めずに頑張ることが苦手と言うか、自分を信じて成功するまでやる、とか、その辺が苦手なんじゃないかなって感じていました。もちろん、自己イメージが低い時の自分もそうです。
要は自己イメージが低いと、ちょっとやってみて大変だと、「結局のところどうでも良いや」って思ってしまうと言うかね。あまり自分を信用していないので、辛いことがあったりなんだりすると、言い訳に入っちゃうというか。「どうせ僕(私)にはこんなことは無理だったんだ」と言い易いというか。
そんなわけで、最近ちょうどこういう情報がほしかった。色々ネットをウロウロして見つけたんだけど、すでにウィッシュリストに入っていました。
最近どころか、前からほしかったのね・・・。
Maltz博士の良い所は整形外科医ってところが大きいでしょうか。心理学者や精神科医でないのが面白いと思います。
自己イメージについて考えるきっかけが、整形手術を行った人がその後上手く行っているか、そうでないかに別れていて、そこから研究していくっていうのが新しいですね。
いかに自己イメージが重要かという点がわかる本。
自己イメージを高く持って生活して行きたいですね。
【ほ】保険の神様が教える最強営業メソッド
2009.03.17 Tuesday | category:ほ
教科書にすれば良いじゃん。
そのくらいしか言うことないです。
最初の10ページくらいでそれを思いました。
チャプター1が20ページくらいですが、ここだけでも読んでおいた方が良い。
それと、チャプター9が実際の話法紹介みたいになっています。
例えば、以下のようなキーワードが出て来て、会話形式のロールプレイが載っています。
「感情的な損失と金銭的な損失を混同しないで下さい」
どんな時に使うかはわかりますよね?こういったものがばっちり紹介されています。
普通に会話形式になっているので、ちゃんと覚えればすぐ使えます。多少日本では受け入れがたいようなものもありますが、ほとんど問題なく使えます。
しっかし、惜しげもなく公開してくれていますよね。
さすが頂点に立っている人だなぁと感心せずにはいられません。
⇒ 蟹江 達由 (03/11)